五月七日と書かれていたら、「ごがつなのか」と普通に日付だと思って読んでしまうと思いますが、この文字が苗字の方がいらっしゃって、その読み方が「つゆり」というの です。その語源(由来)や、その苗字のキャラクターの出てくる漫画(アニメ)についてご紹介しています。
日本人の名前には、色々と難しい読み方のもの(難読姓)が多数ありますが、日付が苗字となっているという姓も多数あります。残念ながら(!?)私の周りには、過去も現在もこのような日付の姓を持つ方はいらっしゃらないのですが、あるきっかけでこのことを知り、他にもないのかというのが気になり調べてみることにしました。そうすると、多数の日付の苗字があることがわかりました。そのどれもが、そのままは読まず、色々な由来がある様です。代表的なものとしては、四月一日で「わたぬき」と読み、その由来は、綿入りの着物から綿を抜くのが四月一日であるからといわれているものです。(同じ四月一日でも「つぼみ」という読み方もあり、こちらの由来の詳細はわかりませんが、花がつぼみになるころからということでしょうか。)他にも、十一月二十九日という7文字の姓もあり、こちらは「つめずめ」と読むようです。由来についてはわかりませんでしたが、7文字の漢字で、読みが4文字という点でも、非常に珍しい苗字ですね。そんな中でも、個人的に由来が一番気になった(というより気に入った)のが、五月七日で「つゆり」と読むものです。
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多数ある日付の苗字ですが、その中でも由来(語源)が物語(昔話)であるのが、このサイトのタイトルでもある「五月七日」で「つゆり」と読む姓です。その物語の概略は、「昔、水無瀬殿(みなせどの)という男がおり、絶世の美女と評判の露姫と結婚。しかし、その露姫は結婚後1年も経たないうちに亡くなってしまった。男は、妻の霊を祀るための堂を建て、栗の花の落ちるころだったことから、露姫の代わりに栗花落(つゆり)姫と名づけた。(戒名にあたるものだと思います)。そして、その男は妻からの遺言通りに井戸を掘り、その井戸から朝晩水を汲んで飲んでいた。その井戸の水は涸れることがないということが評判になり、水を求めてくるものがいた。その堂が栗花落神社と呼ばれ、雨乞いの呼び水として知られるようになったとのこと。そして、栗花落祭りという雨乞いの祭りを「五月七日」に行うことから、「五月七日=つゆり」という読み方になったとのこと。ちょっと悲しくもある物語ですが、こういった読み方の由来が物語というのは、平凡な苗字を持つ私にとって、とても素敵に思えました。
週刊ヤングマガジンで連載中でアニメ化もされた漫画「XXXHOLiC」の登場人物にも、この日付を姓に持つキャラクターが登場しています。(XXXHOLiCの作者は、CLAMPという複数の女性漫画家の集団(現在は、大川七瀬、いがらし寒月、猫井椿、もこなの4名で構成されている、ちょっと珍しい(と個人的に思う)作者です。)その登場人物の日付を姓に持つキャラクターは、まずメインキャラクターの一人である「四月一日 君尋(わたぬき きみひろ)」です。他にも「五月七日 小羽(つゆり こはね)」、その小羽のお母さんである「五月七日 里恵(つゆり さとえ)」も日付の姓ですね。私が日付の姓を知るきっかけとなったのがこの「XXXHOLiC」です。当初は、他のキャラクターにも難読姓(百目鬼と書いて「どうめき」と読むなど)がいたために、この四月一日も、五月七日も、難しい読み方だなとは思っていましたが、漫画の中での当て字であろうと勝手に思っていたのですが、気になり始めて調べてみると、実在する苗字ということを知り、
かなり驚きました。他にも多数の日付の姓や難読姓がありますので、ご興味のある方は、検索してみると、多数のものが確認できると思います。
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